会長挨拶

第18回日本移植・再生医療看護学会学術集会
会長 寺口 佐與子
大阪医科薬科大学 看護学部 急性期分野 准教授
この度、第18回日本移植・再生医療看護学会学術集会会長を拝命いたしました、大阪医科薬科大学看護学部の寺口佐與子と申します。若輩者の私にこのような機会を賜りましたこと、本学会理事会の皆様に心より感謝申し上げます。
第18回学術集会は「移植医療の創生~移植看護~」をテーマとして、2023年11月4日(土)大阪府の北摂地域にある大阪医科薬科大学(高槻市)にて4年ぶりの対面開催を予定しております。
本学術集会は、臓器移植医療の創生期から臓器移植医療が確立されてきた経過について、移植医療に関わってきた移植チームで振り返り、現状の共有と今後の臓器移植医療の目指す方向性を議論し、今後の移植看護の発展へとつなげたいと考え、「移植医療の創生~移植看護~」というメインテーマといたしました。
特別講演では、名古屋大学医学部附属病院 移植外科 藤本康弘先生に創生期から黎明期に確立した医療となるまでの肝移植医療についてご講演いただきます。教育講演では、京都大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科 穴澤貴行先生に、膵・膵島移植とiPS由来膵島細胞移植について再生医療の観点からご講演をいただきます。
さらにシンポジウムでは、腎不全治療や管理、移植に至らない暮らし方、そして移植を含む治療の選択および移植後の腎臓をまもる暮らしについて、大阪医科薬科大学病院 腎臓内科 森龍彦先生、血液浄化センター 平野一先生、認定レシピエント移植コーディネーター 橋本綾菜先生、および移植後の患者さんにそれぞれのお立場からご講演いただき、ディスカッションすることを計画しております。
第16回・第17回学術集会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大時期のためオンデマンド開催・オンライン開催を余儀なくされました。今回、感染症の動向は不透明ではありますが、学会員の皆様や移植医療・移植看護に関心のある皆様と4年ぶりに対面で活発な議論ができますことを切に願い、鋭意準備してまいります。多くの皆様のご参加・ご発表をお待ち申し上げます。